
【テラフォーマーズ17巻】第三の救助船、火星に現る!
2017/01/02
「テラフォーマーズ」17巻では、第三の救助船が火星に到着。一体どこの救助船なのでしょうか?また、第四班リュウの生い立ち、ジョーの火星での震撼する行動が明らかに! 混沌とするストーリーだが光は射すのか!?
★リュウの痛すぎる過去!
裏切りに次ぐ裏切りを行ってきた第四班リュウ。きっと大多数の読者から反感を買っていたのでしょうけど、彼の過去と生き様を見せられたら、
「うーん」
と納得せざるをえない状況になってしまいます。
力尽きるまで戦える精神力、アシモフと最後までテラフォーマーや中国政府にたてつく姿は「テラフォーマーズ」17巻一番の見せ場かもしれません。
そしてなんと、バグズ2号副艦長であるチョウミンミンとつながりがあるという驚愕の事実が!
最後に艦長・小町を救うために施した心臓移植はどうなるのか、これもまた見ものです。
そして、作戦が失敗した時に部下の逃げ道を作るために、前もって工作がばれた際は全部自分にそそのかされたと言うように伝えてある用意周到さ。
やはりアネックス1号のオフィサーは只者ではないということを証明してくれることでしょう。
★どこの船?火星に第三の救助船現る!
「テラフォーマーズ」17巻では新たな救助船が火星に到着します。
「いったいどこの船?」
と思っていたら、まさかのジョーの一族の自家用機!乗っていたのはファティマ・フォン・ヴィンランドとエロネ・新界。彼らの実力は未知数です。
彼らは、ジョーの遺体を回収させてくれと要求します。そして断る第四班の残党と一触触発状態に!
交換条件にジョーの遺体を回収したのですが、なんとジョーは生きていたのです。
艦長・小町にズタズタに切り裂かれたジョーでしたが、なんと彼が持っていた能力はエヴァが持っていた再生するプラナリアの能力! 彼がどのようにしてこの能力を得たのかと言う驚愕の事実が明かされます。
★まさかのジョーの行動
「テラフォーマーズ」17巻で初めて明かされるのが、ジョーの火星での行動です。
マーズランキング1位で頼りになるはずの第六班班長ジョセフ・G・ニュートンは、六班のクルーを燃やし、それを中国のクルーに見せかけたり、五班で唯一生き残ったエヴァを切り刻み、エヴァの能力プラナリアの再生する能力を手に入れるといった中国以上の悪態をついていました。
火星での全ての動きはまさにジョーの計算通りと言っていいようにできていて、地球でも一波乱ありそうな予感を感じさせます。
★これが各国の釣果が明らかに!
「テラフォーマーズ」16巻で膝丸燈たちがとらえたテラフォーマーのサンプルは38体と言う絶望的な釣果があきらかになったのち、イワンが希望の一言を残しました。その意味がこの17巻で明かされます。
イワンが持っていた(体に組み込んでいた)のはエイリアンエンジンウイルスの塊。言ってみれば数百万規模のワクチンに相当します。その他各国の釣果が明らかになるのですが…。地球帰還後の覇権争いに重要な意味合いを持つことが予想される展開です。
17巻で「テラフォーマーズ」第二部が終わりますが、今後さらに熱を帯びてくることでしょう。