
【テラフォーマーズ9巻】ついに明かされる!膝丸燈の出生について
2016/11/21
「テラフォーマーズ」9巻は7巻、8巻と続いた日・米・露対中国が一先ず終わり話は再び人間対テラフォーマーへ。中国班から逃げ切った膝丸燈とミッシェルの出生についてついに明かされます!
★対テラフォーマー用の武器が来た!
「テラフォーマーズ」9巻ではマーズランキング15位以内に与えられる対テラフォーマー用の武器が続々と紹介されます。ここでは主に膝丸燈の武器対テラフォーマー用振動式忍者刀ー膝丸ーと、ミッシェルが使う対テラフォーマー起爆式単純加速装置ーミカエルズ・ハンマーが紹介されています。
しかも「膝丸」は間接的にアレクサンドルが膝丸燈に届けたという事もあり、二人の直接的な関り合いは無かったものの、見えない絆というものを垣間見ることができます。
さらに表現の仕方も、
「7位が命を賭して6位に届けた専用武器」
という前置きがあるので、8巻でアレクサンドルのファンになった人にとっては号泣ものでしょう。
ここまで来るともはや現実の世界との区別があやふやになり、
「ロシアありがとう!」
と心の底から思ってしまうテラフォーマーズファンも多いのではないかと思います。
ちなみにこの対テラフォーマー用の武器ですが、もしテラフォーマーの手に渡ってしまったら厄介なため、マーズランキング15位以内の者にしか与えられていません。
★膝丸燈の過去
「テラフォーマーズ」9巻のメインはやはり膝丸燈とミッシェルでしょう。
膝丸燈が「膝丸神眼流」という道場に捨てられていたこと、そしてその膝丸神眼流を引き継いでいること自信の能力であるオオミノガの糸を自信の防弾繊維としていることなど、膝丸燈のこれまで明かされなかった出生や能力について明かされます。
そしていままでテラフォーマーに対して怒りや嫌悪感しか示さなかった膝丸燈が、尊敬の念を持ってテラフォーマーに対峙することになる心境の変化も見ものです。
いままではどちらかといったら冷静に戦いつつも強引に戦ってきた膝丸燈ですが、ここでは静かに、そして無駄な動きなくテラフォーマーと戦う姿に主人公の成長が見られます。
そして別のアングルでこの火星の状況を見るとしたら、ミッシェルとの進展も気になるところです。
★ミッシェルの過去
ミッシェルは自分の体に先天的な能力(バグズ2号艦長であった父の能力)があることを13歳で知ることになります。そこで、
「普通の女の子としては生きられない」
と悟りますが、それを呪わしい力と思ってしまいます(ここでは能力があることを知るがそれが父の力であることは知らなかった)。
しかし22歳で火星探査チームに加わり、悪魔の力だと思っていたものが父のものだと知るのです。
いつも父の影が自分の中にあると思うミッシェルの戦闘に泣けてきます。戦い方はとにかく正面からのどつき合いで美人なミッシェルには似合わない感じですが(笑)、ギャップがあり、それがまたいいと感じてしまうことでしょう。
「テラフォーマーズ」9巻ではミッシェルファンが多くなること間違いなしです!