
【テラフォーマーズ6巻】光が差した!第二班が助けに来た!
2016/11/04
「テラフォーマーズ」5巻がアドルフの巻なら、6巻は鬼塚慶次の巻と言ってもいいかもしれません。彼の生き様、強さをここでしっかり脳裏に焼き付けてください。これぞまさに男が惚れる男です。
★アドルフとはちょっと違ったかっこよさを持つ鬼塚慶次
「テラフォーマーズ」6巻で登場してくる超重要人物が鬼塚慶次です!
鬼塚慶次は元プロボクサーで世界チャンピオン。些細な理由でボクシングを引退しなければいけなくなった鬼塚は、一度はミッシェルから火星へ行くオファーを受けたが断る事に…。それでも気が変わりクルーになることを決心します。
鬼塚慶次の強さは、持ち前の戦闘能力の高さに加え、モンハナシャコと言う最強に近い能力が掛け合わされたことにあります。つまり、モンハナシャコの視力のよさ×鬼塚慶次のフットワーク+モンハナシャコのパンチ力×鬼塚慶次の技術=めちゃくちゃ強いと言う当たり前の結果に!
鬼塚慶次はそれでいて仲間思い。強いだけではなく、強いとはなんたるかというものを内に秘めていて、男が憧れる男と言えるでしょう。
鬼塚慶次はアドルフと似たような匂いがあるもののやはり感じが違い、アドルフは男も女も好きだけど鬼塚は男が好きというタイプでは無いでしょうか(ストイックなところがそう思わせるのかもしれません)。
私はYOUTUBEで鬼塚の映像を見て、最初鬼塚が主人公だと思った程です。それほど熱の入ったキャラクターであり、今後何回も出てくる超主力メンバーなので、ここでしっかり押さえておいてください。
★艦長・小町小吉の強さ
「テラフォーマーズ」第5巻では鬼塚の他に艦長である小町小吉の強さも伺えます。
1巻でも小町小吉の強さは十分に伝わっているのですが、その時よりも精神面でも強くなっていてまさに“頼れる艦長”といったところです。リーダーシップも発揮していて、小町小吉が全体を見渡すことのできる艦長だというのが分かるでしょう。
★希望が見えた!第一班、第二班ついに合流!!
「テラフォーマーズ」6巻では散り散りになった第一班と第二班が合流します。それも一班が超ピンチの際に二班が援護すると言ったかっこよすぎる登場の仕方。クルーも自然と力がみなぎり今後の火星生活(援助の宇宙船が来るまで)に希望を持つことができる巻です。
合流した時は読者も、
「よっしゃー!」
と思うことでしょう。
特にマルコスとアレックスの息はピッタリで、1+1が2以上になるといったベタな展開に思わず歓声を上げたくなります。「テラフォーマーズ」6巻ではその他第三班の動き、地球の動きが所々に出てきて目が離せない巻です。
「テラフォーマーズ」は比較的途中の巻から読んでもなんとなくついていけますが、6巻までで話を整理させておきたいところでしょう。これ以降になると人の能力や関係性が分かりづらくなるので、7巻以降から読むというのはあまりおすすめできません。
さらに6巻まで読んだらある程度キャラに愛着がわき、自分はどのキャラが好きかなど出てくると思います。テラフォーマーズのラジオ番組で紹介されていたのですが、この辺りまで読むと、
「自分の好きなキャラが生還できるかどうか、戦時中の男の帰りを待っている心境だ」
と言っているリスナーがいたくらいです。